特色1 カトリック精神に基づいた教育
信愛幼稚園の教育は、カトリックの精神を基盤とします。園の中にはイエス様・マリア様の像があり、毎日子どもたちはお祈りをします。元気に幼稚園に通えること、お友達と仲良く遊べること、ご飯を食べられることなどへの感謝の気持ちを言葉に出し、一つ一つのことを大切にしながら園生活を送っています。
特色2 モンテッソーリ教育の実践
信愛幼稚園の教育は、モンテッソーリ教育を中核にします。モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にイタリアの医師マリア・モンテッソーリ先生が考案した教育法であり、世界中で支持され実践されています。それは、子どもの敏感期をふまえた教育法であり、子どもが自分の力で自分を育てる「自己教育力」を信じ援助することにより「自立」と「自律」を促す教育法です。グーグルの創始者、アマゾンの創始者、マイクロソフトの創始者などそうそうたる人たちがこの教育を受けています。日本では、将棋の藤井聡太棋士が幼少期に受けていた教育として注目を浴びました。
モンテッソーリ教育では、様々な教具の中から自分で選んで活動(お仕事)しますので、主体的に学ぶ態度が育っていきます。教具を用いたお仕事を通して手先が器用になり、いろいろな感覚が磨かれます。また、文字や数も認識していきます。最後までやり遂げることで根気強さが養われ、できた喜びと自信をもつことができます。
モンテッソーリ教具を使ったお仕事
- 1. 日常生活のお仕事
運動(活動)を通して身体機能の発達と精神の発達が同時に行われ、心身が調和よく発達します。
- 2. 感覚のお仕事
五感(視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚)を通してより深く環境を知ることができ、感覚器官が洗練されます。
- 3. 言語のお仕事
言語の獲得により自己表現のすべを獲得し社会性が育っていきます。
- 4. 数のお仕事
具体物を用いた活動を通して数学的思考が育ち、正確さへの要求と自己訂正できる喜びを味わいます。
- 5. 文化のお仕事
自分と環境との関わりや自分と他者との関係に気付き、宇宙の一構成員としての自分に気付いていきます。
特色3 異年齢(縦割り)のクラス編制
モンテッソーリ教育法では、年齢の異なる子どもたちによってクラスを編制します。年長A、年中B、年少C、年少小Dの子どもたちが同じクラスの中で生活しています。普段の生活や活動の中では、年下の子が年上の子に学ぶ場面や、年上の子が年下の子のお世話をする場面が自然に生まれます。また、同年齢の子どもたちには仲間意識が育ち、生きていく上で大切な社会性が育っています。
特色4 バランスのとれた教育
専門講師の指導により同年齢で行う「体操」、茶道の先生の指導によるAグループ「お作法」など、心と体を育てることに力を入れています。また、信愛幼稚園の一年間には自然、絵画製作、音楽などの分野に関する活動や行事をバランスよく設定し、心・知力・体のバランスのとれた育ちを目指しています。